健康管理士

健康管理士一般指導員の過去問(練習問題)

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このブログを見ていただいているということは、
健康管理士になりたいけど、どんな試験内容なのかわからない。という不安を感じているかと思います。

今回はそんな不安を少しでも取り除けるように、練習問題を作成しました!

是非とも、試験に役立ててもらえたら嬉しいです。

【問題】メンタルヘルスとはどのようなものか説明しなさい。
答え
精神衛生が精神障害の対応に重点を置きすぎているとの見直しが入り
現代に生きるすべての人の心の健康増進を強調する意図を含めて使用されるようになった用語である。
【問題】心の病気を受診するには、心療内科や精神科がある。それぞれの特徴を説明しなさい。
答え
心療内科
体の健康状態を診る科ではあるが、通常の内科と異なり心と体に深い関係がある病気を診る。
ストレスに関連する心の病気や体の病気、ストレスによる諸症状などを対象とする。

精神科
何らかの脳機能障害によって日常生活に支障をきたす病気を診る。
主に認知症、てんかんなどを対象とする。
ストレスも脳に影響を与えることからストレスによる諸症状の治療も行う。

【問題】免疫と自律神経の関係について、「免疫と交感神経」「免疫と副交感神経」の関係についてそれぞれ説明しなさい。
答え
免疫と交感神経
交感神経が過度に優位な状態が長期間続くと
アドレナリンが過剰に分泌され心臓の拍動を早めたり血管の収縮、消化管の運動低下をもたらす。

免疫と副交感神経
副交感神経が長期的に優位な状態が続くと
アセチルコリンが過剰に分泌され心臓の拍動を遅くし、唾液の分泌を促す。

【問題】ストレスに対する適応反応である警告反応期、反抗期、疲弊期の3つの時期についてそれぞれ説明しなさい。
答え
警告反応期
外界から何らかのストレッサーが加ったとき、最初に体が起こす反応の時期。
体のあらゆる機能の働きが低下くる時期をショック相といい外敵に対して反撃する態勢が整った時期を反ショック相という。

反抗期
体が外界からのストレッサーに対して抵抗を続ける時期。

疲弊期
ストレッサーを受け続けて疲れきって弱っている時期。

【問題】「地球環境問題」と「地域環境問題」についてそれぞれ説明しなさい。
答え
地球環境問題
地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、生物多様性の減少など、その被害や影響が国境を越えて地球規模にまで広がっている環境問題のこと。

地域環境問題
大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、悪臭、ごみ問題など、その被害や影響が国内や地域的に限定され、原因の起こしている=加害者と影響を受ける側=被害者と関係が特定しやすい環境問題のこと。

【問題】公害の定義を述べなさい。
答え
事業活動、その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下および悪臭によって、人の健康または生活環境にかかわる被害が生ずることをいう。
【問題】生物多様性には、「生物的多様性」「種の多様性」「遺伝子の多様性」という3つのレベルの多様性がある。それぞれ説明しなさい。
答え
生物的多様性
それぞれの環境に適応した生物が多様に存在すること。

種の多様性
生物は同じようにみえても少しずつ違っているため、異なる種として扱われ、この異なる種が多く存在すること。

遺伝子の多様性
同じ生物の種類であっても遺伝子が異なり、生息する環境によって体の形や行動などの特徴に違いがある個体差がありながら種を維持していること。

【問題】地球温暖化がもたらす「世界における影響」と「日本における影響」についてそれぞれ説明しなさい。
答え
世界における影響
・森林の減少
・農作物の不作
・水温の上昇で水の体積が増加。

日本における影響
・感染症の脅威拡大
・サンゴ礁の白化現象
・熱帯夜や猛暑日が増える

【問題】森林の役割について説明しなさい。
答え
「緑のダム」とも呼ばれ、スポンジのように雨水を蓄えることができる。
時間をかけて河川に流出されることで水量を安定させ、洪水や渇水を緩和する機能がある。
樹木の根が土壌層を固定し、山崩れや土石流などの災害を防いでくれる。
また、若い樹木は光合成をして大気中の二酸化炭素を吸収する働きをしている。
【問題】騒音による健康への影響について説明しなさい。
答え
騒音は自律神経に影響を及ぼし、交感神経を緊張させるため、発汗、血圧上昇、末梢血管の収縮などが現れる。
胃液の分泌、胃の収縮回数が減少し消化機能が抑制される。
騒音性難聴などの聴力障害も生じる。
【問題】食と環境における「フード・マイレージ」と「バーチャル・ウォーター」についてそれぞれ説明しなさい。
答え
フード・マイレージ
ガス・マイレージをフードに当てはめたもので、
食料が産地から食される地まで運ばれるまでの食料の輸送に要する燃料、二酸化炭素の排出量をその距離と重量で数値化した指標のこと。

バーチャル・ウォーター
食料を輸入している国がその輸入食料を自国で生産したらどの程度の水が必要かを推定したもの。

【問題】母子保健法における目的を述べなさい。
答え
母性に並びに乳幼児に対する保健指導、健康診査、医療そのほかの措置を講じもって国民保健の向上に寄与すること。
【問題】児童福祉にかかわる援助機関である「福祉事務所」と「児童相談所」についてそれぞれ説明しなさい。
答え
福祉事務所
社会福祉法第14条に規定されている福祉に関する事務所のこと。
福祉六法に定める援護、育成または更生の措置に関する事務を司る第一線の社会福祉行政機関である。

児童相談所
児童に関するあらゆる問題について地域住民からの相談に応じ、児童の最善の利益を図るために児童や保護者に最も適した援助や指導を行う行政機関である。

【問題】学校における安全管理について説明しなさい。
答え
事故の要因となる学校環境や児童、生徒の学校における行動などに関しての危険を早期に発見し、
すみやかにこれを除去するとともに、事故が発生した場合に適切な対処などができる体制を確立し児童、生徒などの安全を確保すること。
【問題】職業柄(職業性疾病)とはどのようなものか説明しなさい。
答え
特定の職務に従事することによって引き起こる特有の健康障害のこと。
職場の大きな騒音によって難聴になるケース、粉じんを長期にわたって吸収することでじん肺になるケース、
重量物取扱いなどで引き起こされる職業性腰痛などなある。
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【問題】運動中に水分補給が必要な理由を説明しなさい。
答え
細胞外液の濃度が高まり、筋肉に栄養補給が滞り老廃物を排出しにくくなってしまうから。
また体内の水分は汗となって出ていくため、水分補給をしなかった場合には脱水症状が現れ、さらに運動を続けると熱中症を引き起こすから。
【問題】「有酸素運動」と「無酸素運動」の違いについて説明しなさい。
答え
有酸素運動
継続的で比較的弱い力が筋肉にかかり続け、体内にたくさんの酸素を取り込んで糖質とともに脂肪をエネルギー源とする運動。

無酸素運動
瞬間的、非持久的運動で酸素を使わずに筋肉にためておいたグリコーゲンなどの糖質をエネルギー源とした運動。

【問題】ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、どのような状態であるか説明しなさい。
答え
骨、筋肉、関節、神経などの運動器の働きが衰えると
複数の障害が現れ歩いたり体のバランスを保ったりする機能が低下し、日常生活の自立度が低下する。
放っておくと寝たきりなどになる危険性が高い状態のこと。
【問題】AED(自動体外式除細動器)とはどのような機能によって心臓の状態を正常に戻す医療器具か説明しなさい。
答え
突然の心停止の際に出現する心室細動に電気ショックを与え、震えを取り除くことにより心臓の状態を正常に戻す。
【問題】寒冷のとき、高温のときに、それぞれ体内ではどのような体温調節のしくみが働いているか説明しなさい。
答え
寒冷のとき
体が熱が奪われないように保温する機構が働く。
皮膚の血管と立毛筋を収縮させて皮膚からの熱放散を少なくする。
さらに寒くなると筋肉を収縮させたり肝臓の代謝を高めたりして熱生産を増やす。

高温のとき
皮膚血管を拡張させて皮膚温度を上昇させ発汗によって、熱放散を高めるを
さらに、暑くなると骨格筋や肝臓の熱生産を少なくして適応する。

【問題】アナフィラキシーとはどのようなもので、どのような症状が出るか説明しなさい。
答え
アナフィラキシーとは
ハチ毒や食物、薬物などが原因で起こる急性アレルギー反応の1つ。

アナフィラキシーの症状
じんましんなどの皮膚症状や、ときに呼吸困難、めまい、意識障害などがある。

【問題】薬を処方されたとき、安全に薬を服用するために医師または薬剤師へどのような質問をすればよいか答えなさい。
答え
薬の名前と効果、いつ、どのやうに、どのくらいの期間飲むのか、服用期間中は飲食物、他の薬、運動などの制限はあるのか、副作用はあるのか、副作用がでたときの対応を質問する。
【問題】東洋医学と西洋医学の特徴を述べなさい。
答え
東洋医学
体全体の歪みを正し、病気に対する免疫力や自然治癒力を引き出し病気を治すのが特徴。

西洋医学
画像診断や検査などで鑑別を重ね、病名を決めていく。
病名が確定すれば治療内容もほぼ決まる。
薬を処方することで病気を治したり、病巣を外科的に取り除いたりするのが特徴。

【問題】東洋医学の診断法は、望診、聞診、問診、切診の四診がある。それぞれについて説明しなさい。
答え
望診
患者の外見を注意深く観察する方法である。
顔色、肌の色やつや、目の状態などみる。

聞診
患者の声の強弱やかすれ、咳、話し方などを聞いたり、体臭、口臭など鼻による観察をする。

問診
患者から痛みやかゆみなど現れている症状を聞き出す方法。

切診
患者に直に触れて判断する方法。
脈を打つ回数や腹部を押したりしてみる。

【問題】次の文章は、消化のしくみについて述べたものである。①~⑬に当てはまる語句を答えなさい。

食物中の栄養素を、吸収できる形まで分解することを(①)という。
まず、口から入った食物は唾液と混ざり、(②)運動で細かく刻まれ、咽頭を経て(③)を通って胃に送られる。
胃では、(④)運動によって胃液と混ぜられら粥状に消化される。
また、タンパク質が分解される胃液は(⑤)だが、胃の粘膜は粘液によって保護されている。
胃からつながる小腸の十二指腸では、弊臓から分泌された(⑥)で炭水化物、タンパク質、脂質を消化し、さらに、胆のうから分泌される
(⑦)脂質の消化を助ける。
このようにして、消化された食物の大部分は、小腸の空腸・回腸と進む中で吸収され、2種類の経路で全身へ運ばれる。
(⑧)、タンパク質、ミネラルなどは腸の(⑨)から吸収され(⑩)を経て全身に運ばれる。
また、脂質、脂溶性ビタミンは腸の(⑪)から吸収され全身に運ばれる。
大腸では、(⑫)が末消化物を分解し、排せつしやすいようにする。
消化吸収できなかった食物の水分を吸収し、固形状の(⑬)を形成し、体外へ排出する。

答え
①消化
②咀しゃく
③食道
④ぜん動
⑤強酸性
⑥膵液
⑦胆汁
⑧糖質
⑨毛細血管
⑩肝臓
⑪リンパ管
⑫腸内細菌
⑬便
【問題】次の文章は、肥満と栄養について述べたものである。①~⑨当てはまる語句を答えなさい。

肥満の改善のためには、食事療法と(①)療法を併用することが原則である。
食事療法では、食事から(②)エネルギー量をコントロールしながら各栄養素の必要量をしっかりと確保し、
一方の(①)療法では、消費エネルギー量を増やすことが重要である。
主食に多く含まれる栄養素である(③)は、脳のエネルギー源となるので極端に制限してはいけないが、
エネルギーとして利用されない分は(④)に合成されて肝臓や筋肉に貯蔵されたり、(⑤)に転換し貯蔵されるため、過剰な摂取は控える。
脂質は、(⑥)脂肪酸を多く含む植物油などを中心に摂取する。
タンパク質は、(⑦)をつくるもとであり代謝にも関与するため、良質の赤身肉、魚介類、豆類などを中心に摂取するとよい。
また、食物繊維は食後の(⑨)上昇を抑制するので意識的に摂取する。
さらに、早食いの人。は肥満度の指標である(⑨)が高い傾向にあることが分かっているため、よく噛み、時間をかけて食べることが大切である。

答え
①運動
②摂取
③炭水化物
④グリコーゲン
⑤中性脂肪
⑥不飽和
⑦体
⑧血糖値
⑨BMI
【問題】次の文章は、食物繊維の働きについて述べたものである。正しいものは○、誤っているものは×と答えなさい。

①水溶性食物繊維と不溶性食物繊維には、ともに腸内の有害物質の排池を促す作用がある。

②健康食品などで食物繊維を取り過ぎると、ビタミンやミネラルの吸収を阻害する心配がある。

③かにやえびの殻などに含まれる水溶性食物繊維は、あごの強化や虫歯予防に効果的である。

④ナトリウムと結び付いて、便と一緒に排池させるため、血圧を下げる効果が期待される。

⑤ウェルシュ菌などの有用菌を増やし、腸内環境を整える。

答え
①○②○③×④○⑤×
【問題】早食いの人が肥満になりやすい原因について簡潔に答えなさい。
答え
一度にたくさん食べてしまうので、急激な血糖値上昇が起こりインスリンを過剰に分泌し血糖を脂肪にかえてしまうから。
【問題】次の文章は、運動について述べたものである。正しいものは○、誤っているものは×と答えなさい。

①運動によって骨に負荷をかけると骨のカルシウム量の減少を抑えることができる。

②運動は1週間に1度だけ長時間行うことが望ましい。

③運動にはストレスに対する抵抗力を高める効果がある。

④短距離走などの無酸素運動は体内に多量の酸素を取り込む運動である。

⑤運動中の水分補給は体温を一定に保つために重要である。

⑥運動をすると、LDLコレステロールが増加し、HDLコレステロールが減少する。

⑦運動は、息切れするほど激しくなければ意味がない。

答え
①○②×③○④×⑤○⑥×⑦×
【問題】次の文章は、不安障害について述べたものである。①〜⑤に当てはまる語句を答えなさい。

不安障害とは、ストレスが原因で強い不安感が生じるために精神が機能障害を起こし、日常生活に支障が出てしまう疾患である。
長期にわたり模然とした不安が続く(①)や人間関係や特定の環境・対象に強い恐怖を感じる(②)、パニック障害などがある。
不安障害の治療は、患者の心に潜む不安を明らかにし、その原因を取り除いて不安を軽くすることが中心となる。
そのため(③)によって患者と医師がじっくり話し合うことで信頼関係を築き、最適な治療方法を見つけていくことが大切である。
そして、患者の状態や症状に合わせて薬物療法や精神療法を行う。
薬物療法には不安感を抑える抗不安薬や(④)などが用いられる。
また、精神療法では、考え方の癖(ゆがみ)を修正する(⑤)行動療法などが行われる。

答え
①全般性不安障害
②恐怖症性不安障害
③カウンセリング
④抗うつ薬
⑤認知
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【問題】次の文章は、パニック障害について述べたものである。正しいものは○、誤っているものは×と答えなさい。

①動悸や息切れ、めまいなどの症状が同時に3つ以上現れたらパニック障害と診断される。

②以前、発作を起こした場所に行くと必ず発作が現れる。

③発作がまた起きるのではないかという不安感を予期不安という。

④パニック発作の症状のほとんどが10分以内に治まる。

⑤パニック障害はうつ病を併発しやすい。

⑥パニック発作を経験した人が、人が集まって混雑した場所を避けるようになることを広場恐怖という。

答え
①×②×③○④×⑤○⑥○
【問題】次の文章は、ストレスについて述べたものである。①〜⑥に当てはまる語句を答えなさい。

心や体の働きは複雑に絡み合っており、これらは脳が中心となって調節されている。
例えば、暑さや寒さ、騒音などの物理的(①)は、大脳から(②)へ、そして自律神経、(③)、免疫機構へと伝わり、
さらに、これまで脳が獲得した経験や記憶、学習と本能による回避行動や防衛反応によって、体を環境に適応させている。
このように、体の(④)性を保つことをメオスタシスという。
ホメオスタシスのバランスが失われ、心の不調が原因となって体に症状が現れる病気を(⑤)という。
しかし、ストレスが元で胃痛が生じても、診断名は胃炎や胃潰痛となるなど、心の病気と区別されがちである。
そのため、身体的な治療だけでなく、専門的な知識を用いた相談援助として(⑥)を充実させる必要がある。

答え
①ストレッサー
②視床下部
③内分泌
④生体恒常
⑤心身症
⑥カウンセリング
【問題】次の文章は、自律神経について述べたものである。正しいものは○、誤っているものに×と答えなさい。

①生命維持に必要な体の機能をコントロールしている。

②副交感神経は、心身の緊張を緩める。

③血糖を上昇させ、消化液の分泌を促進するのは交感神経である。

④腹式呼吸によって副交感神経が優位になりやすい。

⑤若い年代に比べて経験豊富な高齢者は、自律神経失調症になりにくい。

⑥交感神経が優位になると、眠気が起こりやすい。

答え
①○②○③×④○⑤×⑥×
【問題】次の文章は、歯周病について述べたものである。①〜⑩に当てはまる語句を答えなさい。

歯周病は、歯と歯ぐきの間に(①)が蓄積することで(②)が繁殖して歯ぐきに炎症を起こす病気である。
正常な歯の歯肉溝は(③)mm以内だが、歯周病による炎症で溝が深くなるとポケットができる。
ポケットの深さが(④)mmになると、唾液中の(⑤)が沈着して歯石となって歯の根を覆い始める。
初期には(⑥)がないまま進行し、炎症が進むと歯を支えている(⑦)が侵され、やがて(⑧)原因となる。
また、歯周病はさまざまな病気との関わりも深い。
血液中に歯周病菌やその毒素が入り込むことで血栓ができやすくなり、血管の(⑨)が進む可能性が高くなる。
さらに、歯周病菌がつくり出す物質が血糖をコントロールするホルモンである(⑩)の働きを阻害することによって、
糖尿病への悪影響も指摘されている。

答え
①歯垢
②細菌
③2
④6〜7
⑤カルシウム
⑥自覚症状
⑦歯槽骨
⑧抜ける
⑨動脈硬化
⑩インスリン
【問題】歯周病の炎症が進むと現れる症状を3つ答えなさい。
答え
歯肉が腫れる
歯肉を押すと膿がでる
歯がぐらつく
【問題】次の文章は、東洋医学の概念について述べたものである。①〜⑫に当てはまる語句を答えなさい。

東洋医学は、一人一人の体質や抵抗力、病気の進行度をみるとともに、
患者の(①)や組織は一つ一つ独立したものでなく連携を取り合いながら機能するという「(②)」の考え方を取り入れている。
そして、体全体のシステムが乱れ、検査をして異常はなくても何らかの自覚症状がある場合も病的状態と判断し、
体の歪みを正して病気に対する(③)力や(④)力を引き出すという考え方に基づいて治療を行う。
東洋医学は、このように患者の体全体を総合的に判断する(⑤)をみる医療である。
また、東洋医学に基づいて処方される薬を(⑥)という。
これはいくつもの(⑦)を組み合わせてつくられた薬で、(⑧)的な病気や全身的に不調和な状態の治療など(⑨)に効果を発揮する。
一方、西洋医学は(⑩)や検査などを重ね、科学的に基づいた視点から(⑪)を判断し、
特異的に効く薬を処方したり、外科的に病巣を取り除いたりするので、薬の(⑫)や手術後の回復に問題が残る。
また、検査で異常がない場合は、病気ではないと判断して治療を行わない場合が多い。 

答え
①臓器
②心身一体
③自然治癒
④免疫
⑤証
⑥漢方薬
⑦生薬
⑧慢性
⑨難症
⑩画像診断
⑪病名
⑫副作用
【問題】検査をして異常はなくても何かしらの自覚症状がある場合について、このような状態を東洋医学では何と呼ぶか答えなさい。
答え
未病
【問題】次の文章は、肥満の分類について述べたものである。①〜⑤に当てはまる語句を答えなさい。

肥満は、皮膚の下に脂肪が蓄積する(①)型肥満と、腸管膜の周囲に脂肪が蓄積する(②)型肥満とに分類される。
皮下脂肪が分解されると全身を回ってから肝臓へ入るが、多くはそれまでに(③)などで使われるため、代謝に影響を及ぼすことは少ない。
一方、皮下脂肪に比べて新陳代謝射が活発な内臓脂肪は、分解が進むと(④)という血管を通って直接肝臓へ流れ込む量が増えるため、
脂肪の合成を促進したり、(⑤)感受性の低下をもたらして血糖値を上昇させたりするため、糖尿病や脂質異常症になりやすい。

答え
①皮下脂肪
②内臓脂肪
③筋肉
④門脈
⑤インスリン
【問題】次の文章は、大腸がんについて述べたものである。①〜⑫に当てはまる語句を答えなさい。

大腸は約(①)mの長さがあり、小腸で消化吸収されなかった飲食物の(②)を吸収し、(③)をつくるという働きがある。
近年、大腸がんは増加傾向にあり、その原因として(④)の脂質や(⑤)の摂取量が増え、野菜や海藻類などから取れる(⑥)取量が減ったことが影響していると考えられる。
そのため、現在、がんの部位別死亡数で男性第3位、女性第(⑦)位となっている。
大腸は細かく部位が分かれているが、大腸がんのできやすい部位は胆門の方に近い(⑧)と(⑨)である。
大腸にがんが発生すると、がん部分が便による刺激を受けるため、便に(⑩)が混ざるようになる。
また、肛門に近い部分にがんが存在する場合は、(11)と(12)を繰り返したり、便が細くなったり、残便感、腹痛などの症状が現れることもある。

答え
①1.5
②水分
③便
④動物性
⑤タンパク質
⑥食物繊維
⑦1
⑧直腸
⑨S状結腸
⑩血液
⑪便秘
⑫下痢
【問題】大腸がんのできやすい部位は肛門の方に近い理由を簡単に答えなさい。
答え
発がん物質と腸壁の接触する時間が長いから。
【問題】がん細胞が発生した場所からほかへ移動することを転移というが、転移の経路の種類を3つ答えなさい。
答え
・血行性転移
・リンパ行性転移
・播種性転移
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【問題】次の文章は、うつ病について述べたものである。①〜⑥に当てはまる語句を答えなさい。

うつ病とは、心身のエネルギーが低下することによって日常生活に支障をきたした状態をいう。
基本症状は、(①)や意欲障害など精神面に現れやすく、食欲不振や便秘などの身体症状もみられることがある。
特に、90%以上の人に(②)がみられる傾向にある。
また身体症状が強く出るタイプを(③)といい、なかなか気付くことができず、症状を悪化させることも少なくない。
うつ病の症状は、1日のうちで(④)に最も強く現れ、時間の経過とともに楽になっていくのが特徴である。
これを(⑤)といい、日常的な憂うつ感を区別するポイントとなる。
このような症状をいち早くキャッチし、(⑥)療法と併用して休養をとることをすすめるとよい。

答え
①抑うつ感
②睡眠障害
③仮面うつ病
④朝
⑤日内変動
⑥薬物
【問題】うつ病の患者への対応として、叱咤・激励は禁物である。その理由を簡潔に答えなさい。
答え
無力感や劣等感、焦燥感がつのり、さらに症状が悪化することがあるため。
【問題】次の文章は、地球温暖化について述べたものである。①〜⑤に当てはまる語句を答えなさい。

地球を取り巻く大気中には、(①)を吸収する温室効果ガス、と呼ばれる気体が含まれ、地球の気温をほぼ一定に保つ役割を果たしている。
しかし、産業活動の活発化に伴い、温室効果ガスが大量に排出されて大気中の濃度が増加した。
特に、(②)などによる植物量の減少により、自然界での二酸化炭素の吸収が追いつかなくなっている。
その結果、温室効果ガスが増え続け、気温が上昇する地球温暖化の原因となっている。
地球の温度が上昇すると、氷河の氷が溶けて(③)が上昇したり、異常気象によって(④)や(⑤)などの深刻な被害をもたらしたり、
人の健康にも影響を与えることになる。

答え
①熱
②森林伐採
③海面水位
④洪水
⑤干ばつ
【問題】次の文章は、温室効果ガスについて述べたものである。正しいものは○、誤っているものは×と答えなさい。

①大気中の温室効果ガスの集まった層をオゾン層という。

②温室効果ガスのうち、メタンは大気中の濃度や排出量が多いため、地球温暖化への影響が最も大きくなっている。

③温室効果ガスである二酸化炭素は、化石燃料を消費することで発生する。

④太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを使用することで、二酸化炭素の排出を抑制できる。

答え
①×②×③○④○
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【問題】次の文章は、食品添加物について述べたものである。正しいものは○、誤っているものは×と答えなさい。

①食品添加物の使用目的として、食中毒の予防が挙げられる。

②購買意欲を高めるために着色料が使用されることもある。

③農林水産大臣が安全であると指定したものである。

④効果よりも安全性を重要視する。

⑤ハム、ソーセージの色調に使われる代表的な発色剤として亜硝酸ナトリウムがある。

⑥食品衛生法に則って使用が規制される。

答え
①○②○③×④○⑤○⑥○
【問題】次の文章は、ロコモティブシンドロームについて述べたものである。①〜⑪に当てはまる語句を答えなさい。

体は筋肉、(①)、(②)などの運動器によって支えられ、運動器が連携して働くことによって体を動かしている。
この運動器の働きが養えたり障害があったりすると、(③)、立つ、体のバランスを保つなどの能力が低下し、日常生活の(④)が低くなる。
その結果、寝たきりや(⑤)の原因となってしまう。
この危険性が高い状態をロコモティブシンドロームという。
原因としては、加齢や運動不足による(⑥)低下、エネルギーの過剰摂取による(⑦)、無理なダイエットや高齢者の(⑧)状態によるやせ過ぎ、運動器の疾患などが挙げられる。
予防のための対策としては、ウォーキングや
(⑨)などの運動を行い、全身を支え歩行能力の基本となる(⑩)の筋肉を鍛えることが重要である。
ロコモティブシンドロームを予防することは、介護を必要とせず自立した生活ができる(⑪)を伸ばすことにもつながる。

答え
①骨
②関節
③歩く
④自立度
⑤要介護
⑥筋力
⑦肥満
⑧低栄養
⑨スクワット
⑩下半身
⑪健康寿命
【問題】ロコモティブシンドロームの原因となる運動器の疾患を2つ答えなさい。
答え
変形性関節症
骨粗しょう症
【問題】次の文章は、運動の効果について述べたものである。正しいものは○、誤っているものは×と答えなさい。

①有酸素運動により、血中ブドウ糖が消費され糖代謝が活発になる。

②血液中のタウリンを活性化することにより、血圧を調節する作用が期待できる。

③脳が活性化し、認知症の予防にも役立つ。

④動脈硬化を防ぐLDLコレステロールを増やす働きがある。

⑤運動直後に減少する体重の大部分は、中性脂肪の減少によるものである。

⑥肥満者は体脂指肪1kgを減らすために約7,000kcalのエネルギー消費が必要であるため、定期的に運動するように心掛ける。

答え
①○②○③○④×⑤×⑥○
【問題】次の文章は、食欲について述べたものである。①〜⑨に当てはまる語句を答えなさい。

食欲は大脳の(①)にある摂食中枢と満腹中枢のバランスでコントロールされている。
摂食中枢は(②)の低下や遊離(③)の増加、胃壁の(④)といった刺激を受け、食欲を感じるようになる。
お腹が鳴るのは、空腹時の胃壁の動きによって食物を先へと送るための(⑤)運動が活発になるためである。
また、食欲がわいて食事をした後は、(⑥)を通して満腹中枢が刺激されて満腹感を感じるようになる。
食欲のない時は、おかゆやうどんなど消化がよく水分を多く含む(⑦)が好まれるが、内臓の機能を修復するためには、のどごしのよい豆腐や乳製品などに多く含まれる(⑧)も必要である。
さらに、エネルギー代謝を促進するビタミン(⑨)は、食欲を取り戻すことに役立つため、調理方法を工夫して豚肉や大豆製品も摂取するとよい。

答え
①視床下部
②血糖値
③脂肪酸
④収縮
⑤蠕動(ぜんどう)
⑥副交感神経
⑦炭水化物
⑧タンパク質
⑨B1
【問題】次の文章は、食品表示について述べたものである。①〜⑥に当てはまる語句を答えなさい。

食品の表示は、食品の(①)を正しく判断し、選択、使用する上で、なくてはならい情報源である。
すべての食品には、食品衛生法、(②)法、(③)法などにより表示基準が定められており、それらの基準を包括的に管轄している省庁は(④)である。
食品に含まれる栄養成分の表示は、すべての食品に対して義務付けられてはいないが、「カロリーオフ」などの強調表示がある食品には、必ず表示しなければならない。
また、すべての加工食品には期限表示が義務付けられており、品質の劣化が早い食品を対象とする(⑤)と品質が比較的劣化しにくい食品を対象とする(⑥)の2種類がある。

答え
①品質
②健康増進
③JAS
④消費者庁
⑤消費期限
⑥賞味期限
【問題】次の文章は、食品の強調表示について述べたものである。正しいものは○、誤っているものは×と答えなさい。

①100ml当たりの熱量が10kcal未満の飲料水は、「カロリーゼロ」と表示できる。

②「○○無添加」は強調表示である。

③ナトリウムは、100g当たり5mg未満でないと「塩分控えめ」と表示できない。

④従来品より1mgでも含有量が多ければ「○○プラス」と表示できる。

答え
①×②○③×④×
【問題】次の文章は、食中毒について述べたものである。①〜⑤に当てはまる語句を答えなさい。

食中毒を引き起こす主な原因は、(①)とウイルスである。
食物の中で繁殖の条件がそろうと増殖し、その食物を食べることによって食中毒を引き起こす。
特に(②)が上昇する6〜9月は大量に発生しやすい。
近年、(③)型のO-157やウェルシュ菌による食中毒の発生件数が多く、主な症状として発熱や腹痛、下痢、嘔吐などの重症例が知られている。
そのため、食品(④)法に則った食中毒予防の3原則を守り、予防に努めることが大切である。

答え
①細菌
②気温
③感染
④衛生
【問題】食中毒予防の3原則を答えなさい。
答え
・食中毒菌を付けない
・食中毒菌を増やさない
・食中毒菌をやっつける
【問題】次の文章は、食中毒の予防について述べたものである。正しいものは○、誤っているものは×と答えなさい。

①食品を冷凍庫に入れておけば食中毒の心配はない。

②残った味噌汁を温め直すときは、沸騰するまで加熱するとよい。

③加熱調理をする場合、食品の中心部の温度が65℃で1分間加熱するとよい。

④冷蔵庫に食品を入れる量は7割程度までにする。

答え
①×②○③×④○
【問題】次の文章は、血圧と腎臓について述べたものである。①〜⑧に当てはまる語句を答えなさい。

血液は、心臓のポンプ作用によって全身へ送り出されている。
この時、血液が動脈の壁に与える圧力を血圧という。
この血圧を決める大きな要素は、心臓から拍出される(①)と血液の流れに対する血管の(②)である。
高血圧を分類すると、そのほとんどが(③)高血圧であり、食生活、飲酒、喫煙、ストレスなどの(④)要因が複合的に重なっていると考えられている。
高血圧で最も問題となるのは、血管の(⑤)を促進することであり、動脈が狭くなったり弾力性を失ったりすることにより、さまざまな合併症を引き起こす恐れがある。
特に生命に関わる脳、心臓、賢臓、などで血管障害を起こしやすくなる。
中でも、腎臓は多くの(⑥)血管からなる臓器であるとともに、血圧を(⑦)する働きも担っている。
そのため、高血圧が原因で腎臓の病気になるだけでなく、腎臓の機能が悪化することで高血圧になることもよく知られている。
これを(⑧)高血圧という。

答え
①心拍出量
②抵抗
③本態性
④生活習慣
⑤硬化
⑥毛細
⑦調整
⑧二次性
【問題】次の文章は、腎臓、の働きについて述べたものである。正しいものをすべて選び、番号で答えなさい。

①血液を糸球体でろ過し、老廃物を尿として排世する。

②塩分と水分の排出量をコントロールしている。

③白血球産生ホルモンを分泌することにより、血液の産生に関与している。

④骨の発育に関わるビタミンAを活性化する働きがある。

⑤機能が低下すると、全身にむくみが現れる。

答え
①、②、⑤
【問題】次の文章は、生体の体温調節について述べたものである。①〜⑩に当てはまる語句を答えなさい。

健康な人体には、ある程度の暑さ寒さに対して休温を一定に保つ生理機能が備わっている。
寒いときは、皮膚の血管と立毛筋を(①)させて皮膚からの熱放散を(②)する。
さらに寒くなると、骨格筋を収縮させたり、肝臓の代謝を高めたりして熱産生を増やし、体温を維持する。
一方、暑いときは、皮膚血管を(③)させて皮膚温度を上昇させ、(④)によって熱放散を高める。
さらに暑くなると、(⑤)や肝臓における熱生産を少なくして適応する。
しかし、限界を超えると、十分に熱放散できなくなり、体温(⑥)が続いて熱中症で倒れてしまうことになる。
体温調節には、体内の水分が関与しているが、水は人体の最も大きな構成成分であり、成人体重の約(⑦)%を占めている。
体内の水は、体温調節以外にも全身の細胞に酸素や栄養素を運んだり、(⑧)反応でも必要であるため、不足するとさまざまな症状を引き起こすを
体重の(⑨)%の水分が減少すると、強い喉の渇きを感じ、8%の減少でめまいや呼吸数の増加、(⑩)%の減少で生命を維持することができなくなる。
そのため、熱中症を予防するためにもこまめな水分補給が大切である。

答え
①収縮
②少なく
③拡張
④発汗
⑤骨格筋
⑥上昇
⑦55〜60
⑧代謝
⑨2
⑩20
【問題】次の文章は、水分補給について述べたものである。正しいものには○、誤っているものには×と答えなさい。

①喉の渇きを感じはじめたら水分補給を行うようにする。

②水分補給は1回200ml程度をこまめに摂取するとよい。

③真水よりも1.2〜1.3%くらいの食塩水が適している。

④アルコールには利尿作用があるため、飲酒後は多めの水分補給が必要である。

答え
①×②○③×④○
【問題】次の文章は、疾病構造の変化と生活習慣病について述べたものである。①〜⑨に当てはまる語句を答えなさい。

日本人の平均寿命は、第二次世界大戦後に比較的短期間で急速に伸び、現在では世界有数の長寿国となった。
この背景には、生活環境の改善や(①)の進歩によって(②)死亡率の減少や結核などの(③)による死亡率が激滅したことが挙げられる。
一方で、がんや(④)、(⑤)などの生活習慣病が増加し、疾病構造は大きく変化してきた。
さらに、近年は(⑥)や寝たきりのような高齢化に伴う障害も増加している。
これらの疾患は生命を奪うだけでなく、体の機能や(⑦)を低下させるものも多い。
生活習慣病の多くは、(⑧)の乱れや(⑨)などの日ごろの生活習慣の積み重ねにより、健康状態から(⑩)状態となり、それが病気へと発展していくものである。
そのため、個人の健康意識や健康に対する意欲を高め、一次予防の取り組みに重点を置いていくことが重要である。

答え
①医学
②乳児
③感染症
④心疾患
⑤脳血管疾患
⑥認知症
⑦QOL
⑧食生活
⑨運動不足
⑩半健康
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【問題】次の文章は、健康阻害要因とその影響について述べたものである。正しいものは○、誤っているものは×と答えなさい。

①食塩の過剰摂取…高血圧の要因となり、脳卒中の増加とも関連している

②食生活の欧米化……高脂質、高ミネラルが動脈硬化の危険因子となる

③生体リズムの乱れ……体内の消化酵素やホルモンの分泌、栄養素の代謝の乱れの原因となる

④情報化に対する不適応……情報化、合理化に適応できない中高年層のテクノストレスが増大している

⑤喫煙……主流煙には副流煙よりも多くの発がん物質が含まれるため、能動喫煙が問題となっている

答え
①○②×③○④○⑤×
【問題】がん、糖尿病などを(①)ともいう。
答え
①国民病
【問題】要介護となった主な原因は何か?1位~3位を答えよ。

※H28年厚生労働省国民生活基礎調査の資料より

答え
1位 認知症
2位 脳血管疾患
3位 高齢による衰弱
【問題】寝たきりとなった主な原因は何か?1位~3位を答えなさい。

※H28年厚生労働省国民生活基礎調査の資料より

答え
1位 脳血管疾患
2位 認知症
3位 骨折転倒
【問題】認知症の定義を答えなさい。
答え
正常に働いていた脳の機能が低下し、記憶や思考に影響が現れ、日常生活に支障をきたすようになった状態。
【問題】認知症の種類を3つ答えなさい。
答え
①アルツハイマー型認知症 
②脳血管性認知症 
③レビー小体型認知症
【問題】アルツハイマー型認知症について①と②を答えなさい。

(①)と呼ばれる異常なタンパク質が脳内に蓄積し、(②)の萎縮を進行させ、発病する。

答え
①アミロイドβ 
②海馬
【問題】脳血管性認知症について①と②を答えなさい。

(①)や(②)で脳の組織が壊れ、脳に酸素や栄養素がいきわたらなくなり、発病する。

答え
①脳梗塞 
②脳内出血
【問題】レビー小体型認知症について①を答えなさい。

脳の神経細胞に(①)という異常なタンパク質が蓄積して発症する。

答え
①レビー小体
【問題】認知症の症状は大きく2つある。何と何か?
答え
①周辺症状 
②中核症状
【問題】介護保険制度の第1号被保険者と第2号被保険者の対象者は?
答え
第1号被保険者 65歳以上の人、第2号被保険者 40~64歳の医療保険に加入している人
【問題】介護保険制度の第1号被保険者と第2号被保険者の給付の対象者は?
答え
第1号被保険者 介護や支援が必要であると認定された人、第2号被保険者 特定疾病により介護や支援が必要であると認定された人
【問題】介護サービスの種類を3つ、サービス内容を1つずつ答えなさい。
答え
①住宅サービス

内容…訪問介護、訪問看護、通所介護、短期入所生活介護、福祉用具貸与など

②施設サービス

内容…介護老人保健施設、介護老人福祉施設など

③地域密着型サービス

内容…認知症対応型通所介護、小規模多機能型居宅介護など

【問題】介護保険を利用した住宅改修の支給限度額はいくら?
答え
20万円
【問題】介護保険を利用した住宅改修の利用回数は?
答え
原則1回限り
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【問題】日本の全体の、がん死亡数が多い順に1位~5位を答えなさい。

※H27年厚生労働省 人口動態調査部位別にみた悪性新生物死亡数の資料より

答え
1位 肺がん
2位 大腸がん
3位 胃がん
4位 膵臓がん
5位 肝臓がん
【問題】男性・女性でのがん死亡数が多い順に1位~5位を答えなさい。

※H27年厚生労働省 人口動態調査部位別にみた悪性新生物死亡数の資料より

答え
男性
1位 肺がん
2位 胃がん
3位 大腸がん
4位 肝臓がん
5位 膵臓がん

女性 
1位 大腸がん
2位 肺がん
3位 胃がん
4位 膵臓がん
5位 乳がん

【問題】がんの特徴を3つ答えなさい。
答え
①自立性増殖をする 
②浸潤と転移をする 
③悪液質である
【問題】がんの転移経路を3つ答えなさい。
答え
①血行性転移
②リンパ行性転移 
③播種性転移
【問題】乳がんのリスクを高める要因を4つ答えなさい。
答え
①初経が早く、閉経が遅い 
②初産年齢が高い、出産経験がない 
③肥満 
④母親や姉妹になった人がいる
【問題】乳がんの早期発見のポイントを2つ答えなさい。
答え
①自己検診を習慣にする 
②定期的に検診を受ける
【問題】乳がんの主な治療法を3つ答えなさい。
答え
①手術療法 
②放射線療法 
③薬物療法
【問題】乳がんの薬物療法の種類を3つ答えなさい。
答え
①ホルモン療法 
②化学療法(抗がん剤) 
③分子標的療法
【問題】古くなった骨に破骨細胞が集まり、タンパク質分解酵素と強い酸を出して骨を溶解することを(①)という。
答え
①骨吸収
【問題】破骨細胞によって溶かされたところに、骨芽細胞が付着し再生することを(①)という。
答え
①骨形成
【問題】肥満のタイプを2つ答えなさい。
答え
①内臓脂肪が多いタイプ 
②皮下脂肪が多いタイプ
【問題】体脂肪率が何%以上で肥満か男女別で答えなさい。
答え
男性 20%以上 
女性 30%以上
【問題】肥満の合併症を5つ答えなさい。
答え
脂質異常症、脂肪肝、糖尿病、胆石、高血圧、関節炎、心疾患、高尿酸血症、脳卒中、など
【問題】世界保健機関(WHO)による定義を述べなさい。
答え
健康とは単に病気や虚弱でないばかりではなく、身体的に体力値が高く知的には適切な教育を受け社会には豊かな人間関係があり、精神的にも安定している状態であるものとする。
【問題】一次予防から三次予防に至るまでの包括保健・医療を実践していくことは健康生活を守る上で重要である。
一次予防、二次予防、三次予防とは何か説明しなさい。
答え
《一次予防》病気の原因を究明し、その原因を除去、是正したりすることによって病気にかからないように普段から健康増進に努めること。

《二次予防》病気になっても病気の症状が進展したり、また死に至ることがないように早期発見早期治療をしていくこと。

《三次予防》病気や障害の進行防止、病気の再発防止、機能回復、機能維持のためのリハビリテーションなど病気や障害にかかった後のこと。

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【問題】「人口統計」人口静態統計と人口動態統計とは何か説明しなさい。
答え
《人口静態統計》
人口の変化を一時的においてとらえたときの状態。

《人口動態統計》
ある国や地域の人口は出生によって増え、死亡によって減少する。
このような人口の変動をある一定期間でまとめた統計のこと。

【問題】平均余命と平均寿命について説明しなさい。
答え
《平均余命》
ある年の人口構成、出生、死亡の状況がそのまま継続するという仮定のもとに、ある年齢に達した人が今後平均して何年間生存できるかという統計的期待値のこと。

《平均寿命》
その年に生まれた人が生存できると期待される年数、つまり0歳における平均余命のこと。

【問題】健康寿命とは何か説明しなさい。
答え
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと。
【問題】疫学とはどのようなものか説明しなさい。
答え
ある集団の中で疾病などがどの程度発生し、蔓延しているかを数や率で把握し、なぜそのような状況になっているのかの原因を追求し予防医学に役立てること。
【問題】タバコに含まれる代表的な有害物質を3つ挙げ、説明しなさい。
答え
ニコチン……交感神経を刺激する作用があるため、末梢血管が収縮して血流が少なくなる。
その結果、血圧が上昇し脈拍が速くなることで心臓に負担をか血管の老化を促進させる。

タール……ベンゾピレンなどの発がん物質や発がん促進物質がたくさん含まれている。

一酸化炭素……酸素より約250倍も強い力でヘモグロビンと結び付き、体は軽い酸欠状態になる。
また動脈硬化を促進させる作用があり虚血性心疾患を引き起こす。

【問題】オタワ憲章では、ヘルス・プロモーションをどのように定義付け、健康づくり戦略の目標としているか述べなさい。
答え
《定義》
人々が自らの健康をコントロールし、改善することができるようになるプロセスである。

《健康づくり戦略の目標》
すべての人々があらゆる生活舞台、労働、学習、余興、そして愛の場で健康を享受することのできる公正な社会の創造。

【問題】特定健康診査・特定保健指導の目的と対象者について説明しなさい。
答え
《目的》
メタボリックシンドロームとその予備軍を早めに見つけ指導することで、糖尿病や心臓病などの生活習慣病を減らし、国の医療費削減につなげることが目的である。

《対象者》
医療保険に加入している40歳~74歳のすべての人。

【問題】悪性腫瘍の特徴を3つ挙げ、説明しなさい。
答え
自律性増殖……正常な新陳代謝を無視して、自律的な増殖を繰り返す。

浸潤と転移……周囲の臓器にしみでるように広がったり、血液やリンパなどを通ってほかの臓器などに移ったりする。

悪液質……正常な細胞が摂取する栄養を奪い取ってしまう。

【問題】胃がんにおける早期がん、進行がんの症状をそれぞれ説明しなさい。
答え
《早期がん》
腹痛、腹部不快感、食欲不振、吐き気がある。

《進行がん》
腹痛、腹部不快感、食欲不振があり、腹部を手で触ると胃の辺りに硬いしこりを触れるようになったり、腹部に水がたまる、吐血、血便などがある。

【問題】がん患者のQOLを総合的に高めることを目的としている「緩和ケア」とは何か説明しなさい。
答え
生命を脅かす疾患による問題に直面している患者と、その家族に対して疾患の早期より痛み、身体的問題、社会的問題、スピリチャルな問題に関してきちんとした評価を行い、それが障害とならないように予防したり対処してQOLを改善すること。
【問題】メタボリックシンドロームの診断基準について、「必須項目」と「選択項目」について①~⑦を埋めなさい。

「必須項目」
内臓脂肪(腹腔内脂肪)蓄積
腹囲…男性①以上、女性②以上

「選択項目」
脂質異常…中性脂肪③以上、HDLコレステロール④未満

高血圧…収縮期血圧⑤以上、拡張期血圧⑥以上

高血糖…空腹時血糖⑦以上

答え
①85cm
②90cm
③150mg/dl
④40mg/dl
⑤130mmHg
⑥85mmHg
⑦110mg/dl
【問題】1型糖尿病と2型糖尿病についてそれぞれ説明しなさい。
答え
《1型糖尿病》
膵臓に存在する細胞群のβ細胞が破壊されて、イスリンの分泌能力が著しく低下しているか、あるいは全く分泌されていないためイスリンの量が不足して発症する。

《2型糖尿病》
糖尿病になりやすい遺伝的な体質の上に、過食、肥満、運動不足、ストレスなどが誘因となって発症する。

【問題】リポタンパクのうち、LDLとHDLについて特徴と働きについて説明しなさい。
答え
《LDL》
コレステロールを多く含む特徴がある。
コレステロールを抹消組織に運ぶ働きをする。

《HDL》
タンパク質を多く含む特徴がある。
抹消組織から余分なコレステロールを肝臓に回収する、中性脂肪を分解する働きをする。

【問題】動脈硬化とは血管がどのような状態になることか説明しなさい。
答え
動脈が老化したり、動脈内にLDLがたまり内腔が狭くなっていき、弾力性が失われること。
【問題】血圧が収縮期血圧(最高血圧)、拡張期血圧(最低血圧)のとき心臓はどのような状態となるか説明しなさい。
答え
《収縮期血圧(最高血圧)》
心臓が全身に血液を送り出すために収縮した状態になる。

《拡張期血圧(最低血圧)》
全身から戻った血液が心臓にたまり、心臓が拡張している状態になる。

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【問題】脳梗塞は血管の詰まり方によって3つに分けられる。それぞれ簡潔に説明しなさい。
答え
《アテローム血栓性脳梗塞》
動脈硬化により頸部や脳の太い血管が詰まるタイプ。

《脳寒栓》
心臓から流れてきた血栓が脳の血管に詰まるために起こる。

《ラクナ梗塞》
脳の深部にある細かい血管の動脈硬化によって小さな梗塞が起こっているもの。

【問題】高齢者が多く罹患する細菌性肺炎と誤嚥性肺炎について簡潔に説明しなさい。
答え
《細菌性肺炎》
肺炎球菌やインフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌などが感染して起こるを
症状には発熱、咳、膿性の痰、胸痛などがあり、重症化くるお呼吸困難やチアノーゼ、意識障害などがみられるようになる。

《誤嚥性肺炎》
誤嚥により、細菌などが肺に流れ込んで生じる。
症状には、発熱、咳、痰などがあるご症状ぎはっきり現れにくいことも多い。

【問題】痛風とは、体の中に「尿酸」が大量にたまって発症する病気である。尿酸とはどのような物質で、痛風発作などのようなメカニズムで起こるか説明しなさい。
答え
《尿酸とは》
細胞の中の核酸を構成くる成分であるプリン体が分解されて生じる物質である。

《痛風発作の起こるメカニズム》
体内の尿酸が増えて血液中の尿酸値が高い状態を放置すると、尿酸が血液中に溶けきれなくなり、関節などに針のような形をした尿酸の結晶が蓄積する。
すると体内の白血球が結晶を異物と認識し、激しい痛みを伴った炎症を起こす。

※この問題はテキストをもとに、個人的に作成したものになります。
合格を保証するものではありません。